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2005.11.04.(金)

ローズホテル横浜 Deluxe Twin Room
Rose Hotel Yokohama
楽-3 リトルチャイナ
朝陽門
横浜中華街の朝陽門に近く、山下公園へもアクセスしやすい立地にあるローズホテル横浜は、そのロケーションにマッチした中国のムードが色濃く香る、ユニークなホテルだ。かつてはホリデイイン横浜と名乗っていたが、チェーンを離れてローズホテル横浜になった。だが、その内容には大きな変化はなく、ホリデイインならではのワイドなベッドに加え、エキゾチックなインテリアや、「重慶飯店」の本場中国料理など、中華街のランドマークに相応しい特徴を備えている。

エントランスを入ると、もうそこは中国のホテルさながらの雰囲気。大理石の床に、ミラー風の天井、正面には赤い絨毯の上に丸いテーブルを囲んで並んだソファがある。フロントカウンターはその左側にあって、右側には「重慶飯店」とその売店がある。

チェックインを担当した係は、40歳くらいの男性だった。最初は無愛想な感じがしたが、手続きそのものは丁寧に行われた。不愉快になることはなかったが、もう少し客を歓迎する雰囲気を演出してはどうだろうかと思った。ベルアテンダントも一人控えていたが、荷物が少なかったので、案内は断って自分で部屋に向かうことにした。エントランス付近には、マネージャーが立ち、客の往来を見守っている。

客室は9階のデラックスフロアにある、ツインルーム。低層階のスタンダード以外に、8階のスーペリア、9階のデラックスと、3種類のカテゴリーに分かれており、それぞれにインテリアと備品のグレードだけが異なっている。また、9階にはアロマテラピーのサロンが設けられているので、エレベータを降り立つと、ほのかにいい香りが漂ってくる。

26.5平米という客室は、その面積よりも広く感じられた。このタイプの他に、30平米の広いタイプもあるが、室内の設備にはほとんど差が無い。また、山下公園側の客室は窓が一直線だが、中華街側の客室では出窓風の角がついている。エントランスはカードキーで、キーには春節の獅子舞の様子が描かれている。

室内に置かれた家具は、すべて独立した置き家具だ。クローゼット、デスク、アーモア、冷蔵庫キャビネット、アームチェアとテーブル、ベッド、ナイトテーブルが、すべてこのフロアのために香港人デザイナーによってデザインされているという。アームチェアやデスクチェアには、ゴールドのペイントが施され、赤いチェックのファブリックとともに、ゴージャスな印象を与えている。ベッドボードやドレープの一部にもチェック柄が使われ、英国領時代の香港を彷彿とさせる。壁には山水画が飾られ、ベッドの間にもミラーを置いて変化を付けている。その他に2面のミラーがあるが、いずれも縁は金色に塗られてる。

ベッドは140センチ幅のものが2台で、マットレスはやわらかい感じ。床からの大きな窓は15センチほど開閉できるが、非常時以外はバルコニーに出ることは出来ない。かつては海も見えたかもしれないが、現在は高層マンションが林立し、眺めは無いに等しい。LANは1滞在につき1,000円で、接続キットをフロントで借りるという方式。ルームサービスで本格的な中国料理の豊富なメニューを楽しめるというのも、ここならではだ。

バスルームは3.3平米のユニットバスで、天井高は2メートルしかない。床とベイシントップ、そしてミラーの縁は大理石で仕上げており、なかなか豪華な感じがする。アメニティが蒸篭に入っているというのもかわいらしい。タオルは3サイズが2枚ずつ揃う。

夏には横浜では貴重な屋外プールがルーフトップフロアにオープンするので、またその季節に利用してみたい。ビジネスで滞在するには、ややはずれた立地という印象もあるが、平日にはリーズナブルな料金でシングルユースできるプランもあるので、窮屈なビジネスホテルに泊まるより、ちょっと足を延ばして広い部屋のホテルでくつろぐというのもいいように思う。

26.5平米のツインルーム 家具はすべて独立している

ゴールドの塗装がゴージャス ベイシンは大理石を使っている

蒸篭に入ったアメニティ 9階のエレベータホール

ロビー 外観

[ローズホテル横浜]

Y.K.