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2005.10.13.(木)

シティ弘前ホテル Twin Room
City Hirosaki Hotel
喜-1 城下町
弘前公園
午前の便で青森空港に降り立った。森の中にぽっかりと浮かんだような空港で、屋外にでる瞬間に吸い込む空気の味からして素晴らしい。伸びと深呼吸でフライトの疲れをほぐしてから、弘前へ向かう車に乗り込んだ。

空港から少し走ると、そこはもう携帯が圏外になる。1時間ほどのドライブで、弘前公園に隣接する公演会場に到着したが、リハーサルまでには十分な時間があったので、近くをゆっくりと散歩した。抜けるように高い秋の空に、弘前城や太い木々がよく映えている。ちょっと動くと汗ばむくらいの気温で、散策にはうってつけだった。

この日の宿はシティ弘前ホテルだった。東急インチェーンの仲間になっているホテルだが、東急インよりは若干グレードが高い感じがする。チェックインしたのは22時前。フロントは2階にあり、こぢんまりとしたカウンターには、きびきびとした男性の係が2人立っていた。手続きは即座に終わり、ルームキーを恭しく渡される。地方のホテルの方が、礼儀正しさでは上をいっていると感じるのはこうした時だ。

客室はツインルームがアサインされていた。コンパクトな客室だが、ひとりで利用するには苦にならない広さだった。淡いピンク系のベッドスプレッドが印象的な客室は、清掃が行き届いており、丁寧に整えられていた。室内の質感を見ても、東急インと同じカテゴリーにするのはもったいないような気がする。

まず、照明はシーリング、スタンド、ナイトランプ、デスクスタンドがあり、22平米の室内を照らすには十分に明るい。ベッド幅は105センチと狭く、クローゼットにも奥行きがないなど物足りない部分がある反面、ルームサービスがあったり、氷のデリバリーが無料であるなど、充実している一面もある。バスルームは180センチ×140センチサイズのユニットで、アメニティは東急インと共通だった。シャワーの水圧が強くて心地よい。

立地は弘前駅前なので、とても便利なのだが、店などは少なく、少々寂しい。ホテルの目の前はゲームセンターだ。だが、館内のレストランはホテルの規模に比べると非常に充実している。また、夜には気づかなかったが、朝になって窓からの景色を眺めると、晴天に岩木山が堂々たる雄姿を見せており、絵葉書のよう。しばらく眺めていたら、今日も一日、いいことがあるような気がしてきた。

ツインルーム デスク周辺

バスルーム フロント

窓から見る岩木山 駅前から見上げるホテルと青空

[シティ弘前ホテル]

Y.K.