2004.09.07.(火) |
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博多全日空ホテル Business Single ANA Hotel Hakata |
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楽-2 イングリッシュガーデン | |
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台風の影響で福岡空港を発着する便に欠航が相次いだこともあって、空港内は大混雑を呈していた。予定していた便も欠航し、その後は空席がなかったので福岡にもう一泊することにして、早々に諦めてホテルに向かった。
ホテルに到着した時は、まだ時折激しい風と雨が続いていた。車寄せから正面玄関まではわずかな距離だったが、その間にも横なぐりの雨で服や荷物はぬれてしまった。チェックインをしている間に、若いベルが荷物の雨滴をタオルでふき取ってくれるなど、気を利かせてくれた。フロントの係はさっぱりとした好青年で、外の天気とは逆に明るく健康的なサービスだった。 客室への案内は、見習いと先輩の二人のベルが担当した。トレーニング中とあって、非常に丁寧で慎重にサービスしているのが印象的だった。客室階廊下にまだ清掃ワゴンが多数でていて、清掃係が慌しくしているところに差し掛かると、「まだ清掃中の部屋もあり、お見苦しくて申し訳ありません」と言葉を添えた。 客室は18平米のシングルルーム。9階から14階は改装済みで、明るいインテリアとLAN回線を備えたビジネスフロアになっている。下層階の廊下は昔の全日空ホテルらしい淡い色のデザインだが、むしろ改装済みフロアよりも凝った意匠が見られた。ビジネスシングルの室内は、オーソドックスなレイアウトだが、木目部分が多く、温かみのある雰囲気だ。少々へたり気味のベッドは140センチ幅で、ナイトスタンドの他にチューブの読書灯も設ける。枕はひとつしかセットされていないが、予備がクローゼット内に用意されていた。 窓際に設置されたデスクは広くて作業に申し分ない。窓台とあわせて、ものを置くスペースが十分なのがいい。ミニバーキャビネットの上にテレビが載っているが、旧式の黒いブラウン管テレビで、部屋の雰囲気を損ねるだけでなく、狭い客室でかなりのスペースを占拠している。これが液晶だったら随分とスッキリすることだろう。 デスクとは別にスツールとコーヒーテーブルが用意されるが、バゲージ台がないので、コーヒーテーブルはバゲージ台として活用した。たとえ1泊でも荷物は全て出して整理したいのだが、引き出しが不足して不便だった。バスルームも一部リフレッシュされ、明るい雰囲気のユニットバスだ。アメニティは基本的な品揃えだが、パンフレットに追加で用意できるものがリストアップされている。 その他にも滞在中に利用できるこのホテルならではサービスがいくつかあった。無料のワイシャツクリーニング、空港までの荷物無料配送サービス、サウナの無料利用サービスなどだ。サウナの利用時間帯は限られているが、3階のヘルスクラブ内の広々としたサウナを使えるのはうれしい。深いワールプールバスや休憩サロンも充実しており、タオルも豊富に用意されていた。 パブリックスペースはさほど広くなく、2001年に改装を終えた1階にはロビーラウンジとコーヒーショップを設ける。コーヒーショップの前庭は、イングリッシュガーデンが整備されていたようだが、現在は枯れ果てて悲しい状態。ロビーの電球切れも放置されたままだった。ロビー周辺には常に気を配らなくては。 |
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[博多全日空ホテル] |
Y.K.