コンサートで会いましょう喜怒哀楽トップページへ2004200320022001200019991998199719961995199419931992ホテル別インデックスレストラン別インデックス

2004.07.09.(金)

京成ホテルミラマーレ Excellent Suite
Keisei Hotel Miramare
哀-2 住宅的内装
外観
京成ホテルミラマーレは、京成線の千葉中央駅前に位置しているが、JR千葉駅からも高架下のアーケードを経由して徒歩10分程度でアクセスできる。県都の中心近くにありながら、地域のコミュニティホテルの役割も果たすユニークなホテルだ。京成ホテルのフラッグシップとして、ゲストサービスにも力を注いでおり、親しみのある若いフロントスタッフの評判は高い。

館内は清潔感のあるモダンなデザインだが、敷居の高さを感じさせず、誰にでも気軽に利用できる雰囲気が整っている。いたるところに生花が飾られており、気取らない温かさのあるホテルだ。シングルからスイートまで多岐にわたる客室タイプが用意されており、宿泊人数やニーズに合った客室が見つけやすい。

今回は15階にあるスイートに宿泊した。リビングルーム、ベッドルーム、バスルームとに分かれた客室は、ベージュを基調に落ち着いたカラースキムにまとめられている。扉を入ると、まずはリビング。手前は石張りの床で、クローゼット、ミニバー、トイレを設けている。シッティングエリアはカーペット敷きで、ガラステーブルを囲んでブラウンのソファを配置。その他はテレビキャビネット、小ぢんまりとしたライティングデスクというシンプルなレイアウトだ。ダウンライトは調光が可能だが、スタンドはオンオフしかできず、まぶしいほどに明るく、雰囲気のある照明設定が難しい。天井が250センチと低いことも、まるで引っ越してきたばかりのマンションの一室みたいな印象にさせている。

続くベッドルームには、真っ白い清潔なデュベカバーに覆われたベッドが、ハリウッドツインスタイルに2台並び、寝心地はよかった。ベッド前にはデスクとテレビキャビネットがある。天井にはハロゲンのダウンライトが埋め込まれているが、当たって欲しいところに当たっていない。また、ナイトランプはデザインを追及しすぎて使いやすさを無視している気がした。クローゼットはウォークイン可能でかなり広いが、ハンガーは少ない。クローゼット内の照明はなぜかセンサー式で、とても使いにくかった。またクローゼット内にドレッサーが設置されているが、ゴミ箱もティシューもなく不便。

バスルームはとても広く、バスタブが窓際に面しており、自然光が入るので日中はとても明るいが、夜になると照明は平板な印象。全体に白い大理石を張り、ベイシントップにはブラウンの大理石を用いた。アメニティはモルトンブラウンでバスローブも備える。シャワーブースも設けられているが、ブース内にシャンプー類のボトルを置く場所がまったくなかった。シャワーブースに扉があるのに、ベイシン部分との間にもう一枚ガラスの扉があるのが邪魔。バスタブは勢いの強いジェットバス。ベイシンの脇にはテレビが設置されている。

全体的に華がなく、ホテル客室のデザインとしての完成度は及第点に達するもののもう一歩突っ込んだ演出が欲しかった。それなりに凝っているのに高級感に欠け、マンションのデザイナーがたまたまホテルを手がけたという印象。そんな中で感心したのはトイレだった。最新型でさまざまな機能が備わっており、便器の中まで照明が照らしていた。また、清掃状況は素晴らしく、隅々まで清潔だった。

リビングのソファ リビングのテレビとデスク

ベッドの寝心地はいい ベッドの前のテレビとデスク

ベイシン ベイシンからバスタブ方向を見る

ジェット機能付きバスタブ シャワーブース内

バスルームのテレビ 多機能トイレ

[京成ホテルミラマーレ]

Y.K.