通常のチェックインタイムよりも1時間早い到着だったが、スムーズに手続きに応じてくれた。それはよかったのだが、予約時と違う料金を提示されて、それを訂正するのに少し手間取ってしまった。館内は落ち着いた雰囲気に包まれているが、外国人ゲストが目立つようになった。絶対数としてはヒルトンやハイアットの方が圧倒的に多いだろうが、外国人比率としてはソフィテルも負けていないかもしれない。
客室は15階の禁煙ルーム。裏向きの客室だが比較的高層階なので眺めもいい。室内の様子に目立った変化はないが、新たに気付いた点などがいくつかあった。とにかく、空調がうるさかった。まるで祭の大太鼓がどこからともなく聞こえてくるのかと思うほど、低い音を絶え間なく立てている。停めれば暑くて仕方がないので、音を我慢する以外なかった。LANは1日500円で利用できる。印刷物の案内には24時間500円とあるが、コンピューター画面上の案内にはチェックインから午前11時までで500円となっていた。
夕方になり、部屋が暗くなるにしたがって、スタンドの位置の悪さが気になるようになった。特にアーモアやソファの一部が暗すぎる。テレビプログラムも面白くないのだが、フランス系らしくTV5が見られるのが興味深い。バスローブは備えるが、ゆかたやナイトウエアはリクエスト制。フロントに用事があり、電話機のゲストサービスボタンを押すと、どうしてもボイスメッセージにつながるのが不可解だった。
バスルームの弱すぎる水圧も若干改善されたが、まだ十分ではない。アメニティはロクシタンのものを揃え好印象だが、ハミガキ粉は3グラムしか入っておらずけち臭い。バスタオルはヘロヘロになり、黒ずんでしまっていて悲しい状態。バスタオルを追加で頼むと、二回り大きく、ふかふかのものが運ばれてきた。
ロビーの装飾も、少しすっきりとしたようだ。館内でスタッフと目が合うと、感じのよい笑顔を返してくる。ラウンジでケーキセットを楽しんだが、にわかに混雑しだして、周囲は外国人で埋め尽くされてしまった。ギャルソンは流れるような口調で注文を取り、まるでシャンソンを聴いているようだった。
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