コンサートで会いましょう喜怒哀楽トップページへ2004200320022001200019991998199719961995199419931992ホテル別インデックスレストラン別インデックス

2004.02.28.(土)

ホテルグリーンタワー千葉 Luxury Room
Hotel Green Tower Chiba
哀-3 たらいまわしの末
千葉ポートタワーと夕日
ホテルパシフィック、ウィシュトンホテル、東横イン、ホテルグリーンタワーと、ほぼ10年の間に何度も名前を変えてきた。その度にスタッフが変わったが、館内の様子はさほど変化していない。店の名前も概ねそのままだが、いくつかの店はクローズされ、宴会場に転用されたりしている。

今回はかなり久しぶりの利用だった。パシフィック千葉以来なので8年以上利用していなかった。ホテルにもどことなく寂れた空気が漂うが、それよりも隣接するポートスクエアの商業施設の方が、よほど深刻な衰退を感じさせる。にもかかわらず、この近くにはオークラ千葉をはじめ、新しいホテルもオープンしており、なんとも不思議な地区だ。

ロビーはかろうじてかつての華やかさを伝えている。大理石を多用し、贅沢な空間にソファをゆったりと配した吹き抜けのロビーには、立派なシャンデリアが輝いている。ロビーラウンジも営業を続けており、流れる滝を眺めつつホテルならではのくつろぎを満喫できる。ロビーにはマネージャーがいつでも立っており、安心感がある。ベルデスクもあり、ベルガールが荷物を運んでくれる。フロントには女性の係が2名。愛想がいいというほどではないが、仕事はしっかりとしていた。

今回利用した客室は20階の00番。つまり客室番号が2000番だ。19階と20階がエグゼクティブフロアになっており、スイートなどが集中し、廊下の内装も立派。同じ20階にはエグゼクティブラウンジの名残りがあるが、そこは婚礼の控え室になっていた。

現在もエグゼクティブルームというカテゴリーは残っているが、これはチェックイン・チェックアウトの時間がレギュラーカテゴリーとは違って15時イン、12時アウトになっているだけ。それにしても、レギュラーカテゴリーの16時イン、10時アウトというのは、あまりにもビジネスホテルっぽすぎる。それだけで、このホテルを選択肢から外す人もいるだろう。

客室は思ったよりも傷んでいなかった。メンテナンスがいいとは思えないので、おそらく稼働が低いのだろう。46平米のラグジュアリールームは広いバスルームとワイドな出窓が特長だ。窓を向いた2台のベッド、同じく窓を向いたデスク、カウチソファとアームチェアをゆったりと配した。テレビは小さめで壁際にひっそり置かれている。

冷蔵庫は空、ズボンプレッサーやサイレントバトラーも用意されるがLANはないばかりか、デスクに電話線すらなくネット環境は悪かった。時計は壁掛けのものだけで、目覚ましの役を果たさず、夜中に時間を知りたいときなどに不便だ。バスルームは一見変化がなさそうだが、かつて勢いのあった水圧が低下し、照明も暗くなった。トイレはいまだに洗浄機能を取り付けていない。アメニティも最低限で石鹸は15グラム。この辺に衰退を感じる。

確かに部屋は広く、眺めも悪くないのだが、わざわざ癒しを求めて泊まりにいくほどのことはない。これからは婚礼に力を入れてゆくのだろうが、それだけではこの立派な設備がもったいない気がする。

窓を向いたツインベッド デスクのスタンドは割れていた

ワイドな窓 黄昏の室内

カウチソファとアームチェア 夕景

ダブルベイシンも水の出が悪い 見事に大理石を張り巡らせた

シャワーブースは広い 短いがとても深いバスタブ

ロビーのシャンデリア ロビーラウンジ

2004.02.28.(土)
エクアトール オールディダイニング
Equateur
哀-1 商売下手
店内の様子
夜と朝の2回利用した。コロニアルスタイルの店内は、以前はもっと輝いていた。今はセンスのないデパートの店のように見えてしまうのは、入口付近にごちゃごちゃといろいろなものをディスプレイしているからだろう。ブッフェ台の青いクロスもこの店には似合わない。立派な内装だけに残念だ。

夜は宿泊客限定と部屋に案内が書いてあった1,500円のパスタ・デ・ディナーを注文した。生ハムのサラダ、4種からチョイスできるパスタ、パン、ミルクレープ、コーヒーという内容で1,500円はお値打ちだ。パスタの味もいい。ただコーヒーカップが小さすぎて寂しい。宴会用のカップだろうか。そういえば、サービスも宴会で遭遇する配膳会のスタイルだ。丁寧だがちょっとダサい。テーブルには黄色のクロスが掛かり、卓上のオイルランプが静かに揺れている。

それにしても、土曜の夜だというのにガラガラだ。これでは張り合いもないだろう。原因はインフォメーションだろう。館内のどこを見ても、この店の案内には5,775円と3,465円のコースメニューしか記載していない。これではそういう硬い店だと思われてしまうだろう。しかし、実際はアラカルトでパスタが924円から楽しめるオールディダイニングだ。

1,500円ディナーにしても、客室の案内をよく見なければ見つけられない。宿泊プランのオプションに盛り込んだり、利用チケットを部屋に置くなどして目立たせなければ、せっかくのプロモーションの意味がないだろう。

朝食はガッカリした。和洋のバイキングは1,365円と手頃だが、内容はいまひとつ。フルーツは干からびていた。朝食はプランに付いているのか、結構賑わっていた。客層を見ると若いファミリーが多い。ニーズに合わせて子供が喜ぶ料理を加えたり、朝食内容を工夫したらどうだろう。

[ホテルグリーンタワー千葉] 940502 950610

Y.K.