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2003年9月14日

安芸グランドホテル Special Twin
喜-1 太陽と静けさと絶景
一瞬曇った時の窓から見る宮島
安芸グランドホテルは、日本三景に数えられる宮島を目の前に望む好立地に建つリゾートホテルだ。正面玄関から館内に入ると、厳島神社の鳥居のミニチュアが池に佇み、トップライトがまぶしい中央の吹き抜けを見上げれば、最上階までの廊下から植物が垂れ下がっていて、のんびりとしたリゾート気分を高めてくれる。そして、ロビー正面のラウンジの向こうでは、海と宮島の絶景が出迎えてくれていた。

ホテルそのものは、結構な年代を経ているように見え、客室も和室の数が少なからずあるので、リゾートホテルと観光旅館のハイブリッド型のようでもある。今回利用した客室は、折れ曲がった建物のちょうど折り目にある、海側のツインルームだ。海とは反対側にも客室が並ぶが、シングルやツインが多い。海側には広い和室やスイートが多く、この33平米の海側ツインは1フロアに1室しかない。チェックイン時間前にルームキーをもらったこともあり、客室階廊下は清掃の真っ只中だった。エレベータホールにも清掃ワゴンが並び、ありとあらゆるところが、清掃優先モードになっていた。廊下の照明も一部を残して消灯され、節電にも熱心な様子が伺える。廊下のみならず、館内で他のゲストとほとんど遭遇しないので尋ねてみると、連泊のゲストは少なく、いたとしても日中は観光に出ているとのことだった。

客室に入ると、大きな窓からのまぶしい日差しに導かれ、自然と窓の方に体が動いてしまう。窓は開閉でき、バルコニーに出ることも可能だ。バルコニーに出てみると、海を渡ってくるそよ風に包まれ、目の前に鎮座する神の島、宮島の光景に圧倒される。海は驚くほどに穏やかで、まるで湖水を眺めているかのようだ。時折、軽く寄せる波の音や、走り抜けるモーターボートの音が聞こえる程度で、実に静かだった。

室内は80年代のオーソドックスなホテルルームだ。標準的な設備が揃っているが、ユニークなのは、2台のベッドの幅が140センチと120センチで違っていることだった。バスルームも最低限のユニットバスで、アメニティはポンプ式のもの以外、ビニールケースにまとめられており、そこは旅館風でもある。客室のバスルームは狭くて暗く陰気だが、午後4時からは大浴場が利用できるので、そちらの方がのんびりとくつろげる。

他の出演者やスタッフと共に、イタリアンレストラン「サンセット」で昼食を楽しんだ。数種類のパスタからチョイスできるパスタセットを注文したが、みなそれぞれに好みがわかれ、面倒なオーダーになってしまった。そのせいもあってか、料理の提供にかなりの時間を要したが、ハーブの香るソースなど、料理の味は素晴らしかった。小さなピッツァ、サラダ、デザート、コーヒーまでついて1,350円はお買い得。デザートはワゴンから。5種の中から好きなだけチョイスできる。5種類全部はOKだが、同じものを重複してふたつというのはNGだという。なんでだろう。テツ&トモのネタにして欲しいくらい不思議だった。

このホテルでは狭いタイプの客室だが結構広い 内扉つきでプライバシーがより保たれる

左右で横幅が異なるベッド ユニットバス

吹き抜けを見上げる バルコニーからの眺め

ホテルの庭 ホテル専用の桟橋もある

[安芸グランドホテル]

Y.K.