2002年10月17日 |
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名古屋観光ホテル Deluxe Room | |
楽-2 名古屋の迎賓館 | |
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名古屋観光ホテルは、1936年の開業以来、名古屋の迎賓館として長い歴史を刻んで来た。ホテル棟は帝国ホテルを参考に建てられ、スタッフも帝国ホテルから多数招き、気合を入れ、真面目一本にホテルを営んできた甲斐あってか、90年代に入り、ヒルトン、ウェスティン、マリオットと次々に押し寄せる外資系の大波にもまれつつも、今なお一目置かれる存在としての面目を保っている。館内の改装工事は1997年から順次進められ、快適さを増した環境が整った。
ロビーはクラシカルな雰囲気を生かしつつ、温かみのあるデザインに仕上がっている。改装前の趣きある部分はそのまま残し、新旧を巧みに融合させて、深い落ち着きを感じさせることに成功した。タペストリーが印象的なシッティングスペースや石造りのエレベータホールなどに目を奪われる。 チェックインはスムーズだった。夜間だからだろうか、いささか緊張に欠け、あっさりとしたサービスタッチは、味気ないという気もした。アサインされた客室は12階のコーナーツインルームだった。フロアはスタンダードフロアとデラックスフロアに分かれるが、デラックスフロアの中でも15階と16階は、エレベータホールからして、他とはまた違った、より落ち着きのあるテイストのインテリアになっている。それ以外のデラックスフロアは、チェック柄をモチーフにしたやや華やかな雰囲気に仕上がっている。 39平米のツインルームは、窓のある面を背にしてベッドが配置されているという、ユニークなレイアウトだ。チェック柄のベッドにはクッションが添えられ、ヘッドボードの上にはボタニカルアートと、イギリスの田舎家の雰囲気。ベッドの前には、白で統一された収納家具が並んでいる。テレビやミニバーもこの部分にある。ベッドと反対側のコーナーは、シッティングスペースに割いた。2名用ラブチェアと肘掛け椅子には、どちらにも大きなクッションが添えてある。ライティングデスクは、窓とは反対側の壁を向いて設置されている。 バスルームは総大理石張りで、ハロゲンのライトを使い、とても明るく豪華な空間だ。トイレの上にも絵が掛かっている。しかし、シャワーブースは備わっていない。アメニティは標準的な品揃えだが、パッケージや品物の選択のセンスが今ひとつで、この空間にあまりマッチしていない気がした。また、タオルはかなり使い込まれた感があり、随分と薄っぺらになっていた。タオル掛けのフックがないことも不便だった。 清掃状況はあまりよくなかった。ベッドの下からは、いかがわしい雑誌が覗いており、埃が積もる部分もあって、残念に感じた。LANはなく※、インターネットはダイヤルアップ接続。速度は28.8kbpsと非常に低速だった。 ※2003年4月には全室にLAN回線が備わった。(1泊1500円) |
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2002年10月17日 | |
名古屋観光ホテル コーヒーハウス「コノンコピア」 | |
喜-3 代官山の味 | |
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広小路通りに面した、気軽に利用できるコーヒーハウス。軽い食事をしようと思って店先で様子を伺っていると、見覚えのある顔の料理人が店先に出てきた。代官山「カノビアーノ」の植竹氏だった。なぜ、ここで?と思ったが、おいしいパスタが食べられると、気が付けば席に座ってメニューを眺めていた。代官山の味はそのままに、プライスはコーヒーハウスにおさえたリーズナブルなもの。思いがけず極上のパスタが食べられ大満足。この店では今後も、有名イタリア料理シェフを招いてのフェアを企画してゆくという。目が離せない。
場所柄、普段のランチも1200円と手頃。サービスは若々しく明るい雰囲気だった。 |
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[名古屋観光ホテル] |
Y.K.