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ホテル別インデックス
レストラン別インデックス
2002年5月22日
ヒルトン名古屋 Standard Room
哀-2 谷間ビュー
ロビー
名古屋にはマリオットアソシアホテルがオープンして、話題をさらっているようだが、新しいもの好きの音楽関係者に聞いても、今尚ヒルトンを定宿にしている人が少なくない。ヒルトンはいわゆるラグジュアリーホテルのような豪華さは持たないが、人々が集い行き交うのに十分な規模と設備、ビジネスにも安心して利用できるレストランや宴会場、合理的できびきびとしたサービスが常に安定して提供されるところに大きな魅力がある。チェーンのイメージが明確に示されている点でも、信頼のおけるホテルばかりなので、旅先がどんな土地であっても、ヒルトンさえあれば、ビジネスであれレジャーであれ安心だ。ここ名古屋においても、日本流のサービスを最も熟知した外資系ホテルに端を発したホスピタリティで、この地を訪れるビジネストラベラーに支持され続けている。

しかし、今回の滞在では、そんなヒルトンらしさをあまり感じることができなかった。フロントにもキャッシャーにもキリッとしためりはりがなく、なんとなく気だるそうに仕事にあたっているような印象だった。荷物が少なかったことや、特別な用向きがなかったことから、ベルアテンダントや客室係に接する機会がなく、チェックイン・チェックアウトでの印象が、すべてを左右することになったというのも、要因のひとつだった。

客室はオーソドックスでさっぱりとした造り。それでも他のホテルチェーンには出せないヒルトンならではのテイストが漂っている。至極残念なのは、低層階の裏側の客室から眺める景色。今回は運良く高層階だったが、低層階になると、同じ敷地内のオフィス棟との谷間に埋もれた感じで、窮屈な眺めしか得られない。ビルの周囲を散歩してみるとわかるが、隣のビルの向こう側は広場のようになっていて、十分なゆとりがある。であれば、ホテル棟との間にその広場を持ってくるような設計がどうしてできなかったのだろう。不思議。

ロビー 窓からの眺め

室内 シンプルなベッド

テレビ台と荷物台 ミニバー

[ヒルトン名古屋] 940210

Y.K.