オークラフロンティアホテル海老名の隣りにJoshinがあり、その一角に小さな中国料理の店がある。2001年の6月にオープンしたばかりとあって、店の中はまだまだ小奇麗だが、深い色調の木目と、やわらかい白熱灯の照明が、昔を懐かしむような雰囲気を生み出している。
料理はすべて一品料理で、バラエティも豊富。厨房では中国から招いた料理人がダイナミックに調理している姿が、カウンター越しに見える。味は四川をベースに、スパイスや辛味を効かせたもの。にんにくや黒酢の使い方も大胆で、中国家庭の味が楽しめる。
オススメは焼餃子と刀削麺。太くてコシのある麺を、山椒の効いた辛いスープで食べるのが最高。餃子は鉄板の上で踊るような状態で出てくる。もうそろそろいいだろうと思ってほおばると、中の油はまだ高温で、慌てて呑み込むほどアツアツ。
アルコールの種類も豊富なので、夜には居酒屋風の利用ができる。メニューには珍しい料理がたくさんあるのだが、初めての味覚にチャレンジするには、結構勇気がいるもの。料理の名前だけからだと想像しにくい実際の味も、尋ねれば店のスタッフがわかりやすく説明をしてくれる。好奇心に誘われて、味の冒険をしてみるのも楽しいものだ。
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