1998.08.04
遅刻魔
フレンチレストラン「レ・ミレジム」玉川学園前
哀-2

これは店に罪のないことだが、この日に待ち合わせをした人は理由もなく時間にめちゃくちゃ遅れてくる常習犯。案の定、6時30分の待ち合わせで来たのは7時。ぼくは時間には人一倍どころか人一億倍敏感で、約束に遅れて登場されるのは実に気に入らない。もちろん納得のいく理由があれば別だけれど。

いつものことだと思いながら、待つ間、シャンパンで喉を潤そうと注文をしたところ、30分も出てこなかった挙げ句、出てきたシャンパンはぬるかった。きっと冷やしていなかったんだろう。だったらそのように一言いってくれれば他のアペリティフにかえても一向に構わなかったのに。

結局、シャンパンが運ばれてくるやいなや、万年時差ぼけの人はやってきた。時間に遅れてくるわシャンパンはぬるいわで、気分は最悪。これじゃ一緒に食事をする相手も気の毒だけれど、店の人にも悪い。何とか気分を改善しようと自分なりに努力するものの、出される料理の品質が悪かったり(リードヴォーはやや傷んでいた)、サービスのタイミングがよくなかったりで、成果が上がらなかった。

この日は事実上の貸し切り状態で、早く帰ってくれといわんばかりだったので、早々に引き上げた。皆さん、時間は守りましょう。店のためによい点をひとつ。デザートは実に素晴らしい。これだけを味わうためにでも、訪れる価値はある。

Y.K.