1997.12.04
改装したて
湯沢ロイヤルホテル Special Room
喜-2

プライベートなコンサートで呼ばれ、秋田県湯沢市に出掛けた。新幹線で山形まで行き、そこから特急「こまくさ」に乗り換えて湯沢に着く。12月の湯沢は雪が深かったが、思ったほど寒さは感じなかった。車内でスタッフたちと駅弁を食べたばかりだったが、現地の方々に出迎えられて、すぐに郷土料理のレストランに連れていってもらった。お腹一杯だが、せっかくのもてなしに応えないわけにはいかず、苦しくなるまでたくさんいただいた。

その後ホテルに着いたのは、もう深夜に近かった。翌日の本番に備えて、すでに会場の仕込みが始まっていたが、予定よりも大幅に遅れて、リハーサルの開始は午前1時からになってしまい、終わったのは3時近く。翌朝9時のリハーサル開始までに旅の疲れと、たらふく食べたお腹の疲れを取っておかなくてはならない。ホテルが用意してくれた客室は、今回のために改装までしてくれたそうで、ビビッドなファブリックを多用したソファやベッドスプレッドには驚かされたが、最新の照明設備はやはり快適だった。

面積はたいしたことはないし、窓の外は深夜なので何も見えないが、新しい寝具はとても気持ちがよく、広々としたバスルームも清潔で、お湯にゆっくり浸かってから、すぐにぐっすりと休むことができた。地方でこれほど充実した客室は珍しいかもしれない。ほとんど会場に入り浸りだったので、客室で過ごした時間はほんのわずかだったが、深く印象に残っている。また、いつもおいしいコーヒーをステキな器で入れて会場まで持ってきてくれたのはとてもうれしかった。このコーヒーは1階のレストランでいつでも味わうことができる。

Y.K.