1997.02.02
お粗末なサービス
ブラッスリー「ブロッシュボワ」ホテルセンチュリー相模大野
怒-6

駅ビルが新しくオープンし、ショッピング施設のほかにホテルも入居し、そのホテルにブラッスリーができた。店内中央に大きなかまどを設置し、そこで炭火焼した品々がテーブルに運ばれてくる。キッチンもオープンキッチンスタイルで開放感があり、やり方次第では非常にダイナミックなレストランになるだろう。インテリアはリゾートホテルのダイニングのようであり、都会(相模大野が都会かどうかは怪しいが…)にいることを忘れさせてくれる。

ところが!こんなお粗末なサービスは今時ファミレスGですら体験できない。予約無しで出かけたので入り口で案内を待っていたが、目が合おうとも誰一人としてこちらに注意を払おうとしない。もうかれこれ10分も経とうかという頃になって、黒服が寄ってきた。

案内台に肘をつき、耳を掻きながら、「名前は聞いてますか?」と言った。名前と人数を告げると「神田さんね、少し待ってもらいます。」といってのけた。文章でイントネーションを伝えるのは難しいが、あごを突き出して、人を見下すような格好で、つっけんどんに話すとこんな感じになるのではないだろうか。(しかし、従業員同士のおしゃべりはいとも和やかで楽しそうだ。)

席についてからも、どの従業員からも高飛車なサービスを受けなくてはならなかった。そんな環境では、仮にどんなご馳走が出たとしてもおいしく食べられない。実際、あわびのサラダにはあわびのかけらも入っていなかったし、メインの炭火焼にもほとんど火が通ってなかった。デザートワゴンは単なるパフォーマンスで、ワゴンから1種類を選んだ後、キッチンで盛り付けて運んでくる。ワゴンサービスなら、目の前で盛り付けるのが普通。コーヒーに髪の毛が入っていたので指摘すると、先ほどの態度で終止無言。あまりに不愉快だったので枠を広げて怒の6とした。

Y.K.