1993.01.06
冬の味覚プラン
寸座ビラ(浜名湖) Standard Room
楽-4

新年会を兼ねて、仲間5人でYAMAHAのリゾート「寸座ビラ」へ出掛けた。朝6時に車で出発し、東名自動車道で一路浜名湖へ。午前中には浜松入りし、幾つかの観光地を散策。まずフラワーパークに立ちより、竜ヶ岩洞へ。竜ヶ岩洞にあるアイスクリームショップがおもしろかった。紅芋、納豆、粟、山葵、モロヘイヤなど、個性的なフレーバーが揃い、甘すぎないので幾つも食べたくなってしまう。店のおじさんに、あまりにおいしいから東京まで持って帰りたいといって店の前でみんなではしゃいでいると、これも食べてみて、あれも食べてみてとサービス精神を発揮してくれた。

その後、浜名湖といえばウナギということで、道沿いになったウナギの店に入り、ランチタイム。安いわけでもないし、かといってとりわけおいしいわけでもないので、はっきりとした印象が残らなかった。

15時に「寸座ビラ」にチェックイン。6名で3室を予約していたが、当日になってひとりキャンセルがでた。ひとり15,000円の宿泊プランで申し込んでおり、当日のキャンセルは申し訳ないと思ったので、フロントで6名分支払うと申し出たが、5名分しか請求されなかった。但し、1室2名での料金だったので、1室分は1名利用の料金に訂正された。

部屋に荷物を置いてから、まずクルーザーをチャーターして浜名湖クルージングに出掛けた。冬だからさすがに寒かったが、結構なスピードの出せる船で壮快だった。これも料金に含まれている。

客室は割に広く取られていて、ゆったりくつろげる。十分な広さのバルコニーに出れば、浜名湖が一望できる。リビングスペースもゆったりといていて、5人で集まっても窮屈な感じはしなかった。バスルームはオーソドックスなつくりだが、大浴場とサウナがあるので、広々とくつろぎたい時はそちらを利用すればいい。夏場を除けば、いつでも貸し切り状態だ。アメニティの石鹸やシャンプー類は近くのハーブ園の製品で、香りがよくユニークかつ高品質だ。以前は客室にヤマハ製のミニコンポが設置されていたが、なくなっていた。

メインダイニングルーム

エピキュリアン料理

浜名湖車海老と鮮魚のマリネ

牡蠣のキッシュ

寸座特製ブイヤベース

浜名湖魚介類料理

合歓の郷 鴨のステーキ寸座風 又は 和牛フィレ肉赤ワインソース

季節サラダ

デザート

コーヒー

宿泊客が少ないこともあり、そもそも広々としたダイニングルームが一層広く感じた。担当給仕は笑顔溢れいい感じ。リゾートホテルにありがちな高飛車で客を見下すような雰囲気は微塵もない。地方のリゾートホテルとは思えない洗練度だといってよい。ただ、ワインは抜栓してくれたまではよかったが、注ぎ足しはしてくれず、自分たちで注ぎ合わなければならない場面があった。なんだか悪いことをしているような気分がした。料理は値段を考えれば大満足だが、前回同様デザートが少し物足りない。ワインはCHATEAU BEYCHEVELLE '79。繊細でエレガントだった。

食事が済んでから、ロビーにあるピアノやクラビノーバを弾いてミニコンサートごっこ。その後は303号室でシャンパンとストロベリーを楽しみながら、ブラックジャックに興じた。山形くんはなんとロイヤルストレートフラッシュ。

翌朝の朝食もメインダイニングで取れる。繁盛記に来るとブッフェレストランの利用となるが、閑散期ならメインダイニングでOKだ。フルーツヨーグルト、シリアルとミルク、焼き立てのパン、卵料理、ジュース、マスクメロン、サラダ、コーヒー、これら全てが提供される。それもきちんとタイミングを考えた、レストランスタイルの提供の仕方だった。

10時30分にチェックアウトし、近くの寺で茶を一服点ててもらい庭園を散策した後、アメニティを製造しているハーブ園に寄った。帰路の途中、霧深い箱根を経由して、シュミットハウスで軽食を取った。良心的な値段で雰囲気もよかった。

Y.K.