1992.05.19
フィリップバットン フランス料理と日本料理のマリアージュ
フランス料理「パラッツォ」ロイヤルパークホテル
喜-4

アミューズブーシュ
焼き鳥、トマトクーリ、帆立とマグロのマリネ

手長海老のグリエ、醤油とバルサミコビネガーのソース

さといものスープ シェフスタイル

梅酒のグラニテ

仔羊のロースト 生姜風味

むらめ入り季節のサラダ

新鮮なフルーツのゼリー

コーヒー

小菓子

8,000円(ランチタイム)

CHATEU DUHART-MILON-ROTHCHILD '82 (Demi) 9,000円

オリジナリティー溢れるプロモーションだった。日本びいきのバットン氏だが、日本料理はあまり好きでないと言っていた。味が悪いわけではなく、味が薄いのについていけないそうだ。せいぜい一年に一度味わえば十分だと言って笑わせてくれた。その日本料理を好まないシェフが日本の素材と調味料を使って、おもしろい料理を作ってくれた。さといものスープは色も白いままで、さほどべとついた感じも無いが、さといもの風味が生きていて、気に入った。冷製でもおいしいかもしれない。仔羊にはとろみのあるオクラと甘いユリネが添えられ、初めての味わいだ。フルーツのゼリーは少量に抑えたゼラチンに、甘口の日本酒をきかせている。トロピカルフルーツに青森のサクサクっとしたリンゴが、とても口に賑やか。

Y.K